1878年にポーランドで生まれ育ったヤヌシュ・コルチャックは、医師として、また教育者として、生涯をとおして子どもたちのために尽くしました。作家としても、子どもたちのためにたくさんの物語を書き遺しました。
現在、多くの国でコルチャックの考えが受け入れられており、子どもは生まれたときからすでに人間であり、その権利を守ることの重要性が問われています。
コルチャックの考えは、1989年に国連で採択された「子どもの権利条約」に大きな影響を及ぼしています。
1942年8月6日、コルチャックは自ら運営する孤児施設の子どもら200余名と一緒にトレブリンカ絶滅収容所に送られ、非業の死を遂げたのです。
日本ヤヌシュ・コルチャック協会は、2008年にコルチャックが遺したこの遺産を顕彰し、世界の子どもたちが平和で人間としの権利を育むことができるための環境づくりや研究・実践活動を支え支援するために設立されました。

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Photo by Keibun Miyamoto


話題の新刊

ホームで過ごしたあの日々が蘇えってくる
ぼくたちに翼があったころ
コルチャック先生と107人の子どもたち

みんなのことを真剣に考え、悩みとまどい、傷つけ合い,またゆるし合い、
心も体も思いっきり開いて楽しんだ日々……
ーあなたたちにはほんとうに素晴らしい翼があったー



画:岡本よしろう氏 

【日本に紹介の訳者:樋口範子さんのことば】

人生は大人だけのものではないー 児童文学に接するたび、わたしはそう思います。そして今回もおそらく短い生涯を終えたであろう物語中の子どもたちが、真剣に考えぬき悩みとまどいながらも、心も体も思いっきり開いて楽しんだ日々を深く胸に刻みました。

作者タミさんの細やかな子どもたちの観察、そしてしっかりしたコルチャックホーム《家》の取材・構成に、物語はいま現実を見ているようです。

わが家の窓辺に飛んでくる野鳥を迎えるたび、80年前の子どもたちの羽音までもが、わたしには重なって聞こえてきます


【作者:タミ・シェム=トヴさんのことば】

この物語の主人公のヤネク・ヴォルフはわたしの創作ですが、舞台となったコルチャック先生設立の「孤児たちの家」は、ポーランドのワルシャワで30年間実際に運営されていた児童養護施設です。成長するにしたがって、わたしはコルチャック先生についての多くの本を読みました。でも、だれもがわたしと同じように注目を集めるその最期は知っていても、「孤児たちの家」での輝くような日々についてはほとんど知らないことに気付きました。子どもの自治による運営、子どもの法廷、子どもたちによって発行された新聞、ミニ・オリンピック競技も行われた田舎にある夏の家「小さなバラ」…。

その愛と尊厳に満ちた施設が今から70年も前に実存していたのです。わたしは長い間ずっとコルチャック先生の物語を書きたいと願っていました。子どもたちを私物化したり、じゃま者あつかいしたり、ペットのように調教するのではなく、ありのままの子どもの尊厳を認め、その感性を育てるために自分の一生を教育にささげた人の物語を書きたかったのです。施設に関わった方や実際にここで育ったいろいろな方の逸話をもとにこの物語は生まれました。

コルチャックがどうして医者になろうとしたか?またどうして人々の力になりたかったか?子ども新聞の記者として以前から質問をしたかったヤネク(主人公)に、コルチャックは少しほほえみ、「君さーー君のような子どもたちがいたから。君が、その答えだ」と締めくくり、今回の筆を置かせていただきました。

◆福音館書店発行/20×14cm上製本・352頁
*初版:2015年09月20日/小学高学年〜
 http://www.fukuinkan.co.jp/newbook.php

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コルチャック先生のホームを舞台に子どもたちの生活を生々しく描いた物語が本に!作品はイスラエルのタミ・シェム=トウ゛さんが執筆の『ぼくたちに翼があったころ』。ヘブライ文学の翻訳をライフワークの樋口範子さんが和訳し福音館から刊行されました 。2015.9.20
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国際コルチャック会議オープニングセレモニー進行内容 2010.7.21
総務省が国際会議を後援 2010.4.7
国際コルチャック会議 (2010年8月) NEWS 2010.2.28
コルチャック先生
Blu-ray Disk 版
DVD 版

監督:アンジェイワイダ/出演者:ヴォイテェフ・プショニャク、エヴァ・ダウコフスカ、ピョトル・コズフォフスキ/脚本:アグニェシュカ・ホラント/配給:マーメイドフィルム

発売:紀伊国屋書店

COLUMN / February - 2016

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アウシュヴィッツ強制収容所が解放されて71年が経ちます。人類史上あってはならない悲劇、− あの『ホロコースト』の歴史を収めたドキュメンタリー映像=<SHOAHなど3作品> が公開上映されます。

私たちはいま、その記憶と記録にどう向き合い、未来に何を伝えていかなければならないのか、もう一度考えてみたい。


■上映会情報サイト: http://mermaidfilms.co.jp/beauties/vol07/

監督:クロード・ランズマン

  • 「SHOAH ショア」SHOAH (1985)
  • 「ソビブル、1943年10月14日午後4時」
    SOBIBOF,14 OCTOBRE 1943,16HEURES(2001)
  • 「不正義の果て」
    LE DERNIER DES INJUSTES (2013)

*3月12日:SHOAH第2部終了後(15:20頃~)
 高橋武智氏(フランス文学者・翻訳者)のトークあり(約30分)

上映日時:2016年3月11日(金)・12日(土)・13日(日)
■上映スケジュール:
■ここをクリック
会場:アンスティチュ・フランセ東京“エスパス・イマージュ”(飯田橋)
TEL.03-5206-2500
http://www.institutfrancais.jp/tokyo

    アウシュヴィッツ強制収容所解体から70年」
    ホロコーストの“記憶”を“記録”した傑作ドキュメンタリー発売

    クロード・ランズマン 決定版BOX

    SHOAH/ショア』
    (デジタル・リマスタ版ー)Blu-ray & DVD

    ■2015年2月に日本でリバイバル公開され、あらゆる世代から多くの反響があった「SHOAH/ショア」が、ポニーキャニオンから待望のBlu-ray & DVD版として販売されることに決定。また、ランズマン監督の傑作「ソビブル 1943年10月14日午後4時」、同監督最新作「正義の果て」の2作も同時発売となります。戦後70年を迎えた今年、全人類が共有するべき世紀の映像遺産にぜひ注目して戴きたい作品です。

    ■配信情報サイト:http://beautiesweb.com


    「SHOAH」自主上映のご案内

    一般ホールや学校でも上映できるように「SHOAH/ショア」自主上映のセットを用意してあります。お申込みなど詳しくは、下記 へお問い合わせください。

    マーメイドフィルム:TEL.03-3239-9401
    http://mermaidfilms.co.jp/70/


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    日本ヤヌシュ・コルチャック協会
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    E-MAIL: jka@korczak-japan.org